正直に申し上げると、未だ使いこなせていません。しかし、3割位の確立でしっかり使えています。つまり、しっかり使いこなすために今一度備忘を兼ね、使用方法、注意点を見直しておきます。ひとまず「良い点」から列挙していきます。
ともかくデザインがかっこいい
飾らずシンプル、過度な装飾もなくアーミーカラーで骨太。「アメリカ国防総省の環境耐性規格MIL-STD-810Gをクリアした唯一のGPSミリタリーウォッチ」と謳われている程の耐久性は、ハイキングにはTOO MUCHだが、そんな硬派なところもミニマルなデザインに反映されており、たいへん魅力的です。
もう道をロストしない
そもそもなぜ買ったかと言うと、この機能(特に右)。事前にコースを登録しておけば自分の現在位置が把握でき、もし分岐点に差し掛かっても、100m尺の方で確認すれば間違えることもありません。また、常に軌道を外れていないか確認できるので、いつの間にか違うところを歩いていた、という経験が少なくない私にとっては、必須の機能です。
実は一番機能するのは高度計グラフ!
歩いているときに一番知りたいこと、それは「この坂がいつまで続くのか?!」ということ。地図を読めない私にとってはとってもありがたい機能です。ひたすら登ってるが後どれくらい残っているのか?下りに入った後の登り返しがどれくらいあるのか?そもそも道半ばなのかゴール間近なのか?こちらのモードにしておくと自分がどれだけ山行を達成できているのかを瞬時に把握することができます。
電池の保ちがイマイチ
GPSの測定設定があるので、それによってバッテリーの保ちをコントロールできるのですが、60秒間隔にしていても「Recordモード」のままだと、24時間保たないのではないでしょうか?例えばテント泊をするとします。動いていないので「Recordモード」は「PAUSE」にするのですが、やはりバッテリーの保ちは変わりません。では一旦「STOP」すればいいのですが、そうすると一連の山行として記録できないので、上記の高度計も機能しなくなりますし、折角の山行ムービー書き出しも台無しです。システム側で解決できそうなものですが、残念です。ですので記録は、iPhoneの他のアプリで行っています。最良 | 通信頻度 1秒間隔 | バッテリー持続時間約10h |
---|---|---|
良い | 通信頻度 5秒間隔 | バッテリー持続時間約15h |
OK | 通信頻度 60秒間隔 | バッテリー持続時間約100h |
GPSオフ | 通信なし | バッテリー持続時間約200h |
iPhone、iPadから、既存の地図を読み込めない
SUUNTOの設定は、時計からではなくウェブサイトのマイページやアプリから簡単に行うことが出来ます。また地図の登録、記録の蓄積も一元管理できたいへん便利です。しかし、肝心の地図機能がイマイチ、一応地図作成ツールはありますが、御世辞にも使いやすいとは言えません(と言うか、作れたもんじゃありません)。必然的に既存のGPXデータを読み込むのですが、何故かそれがPCのブラウザからしか出来ず、iPhoneやiPadブラウザから地図の登録ができないのです。つまり、私は家にPCがないので、前日思い立って地図を登録しようにも登録できないのです。そうなると、持っていく意味すらありません(私にとっては、ですが)。
それでも満足しています
ではハズレかというとまったくそんなことはありません。むしろ「どうも使い切れていない」という思いのほうが大きいのです。さっと高度は確認できますし、日の出、日の入り、実はスマホのメンションなんかもブルートゥース経由で知らせてくれます。ライフルやピストルを撃った際の衝撃を感知し、自動的に射撃位置を記録する機能まであるそうです。発売当時は69,000円しましたので、使う機能だけとミニマムに換算するなら、耐久性を含め十分にコスパに叶うのでは?
SUUNTO TRAVERSE ALPHA (スント トラバース アルファ) スマートウォッチ GPS 登山 気圧計 [日本正規品] SS022292000 フォリッジ
P.S.
普通にミリタリー系の時計ということで街使いでも…