秋の山は結局、紅葉らしい紅葉を拝められないままで、さて今年の締めくくりはと考え、雪の独標に決定。残雪期に行った唐松岳以来の雪山。予報では曇り続きの合間の晴れ間でしたが、結果は曇りのまま。20mの強風予報はまんまと的中し、なかなか痺れる雪山登山となりました。
西穂山荘、なんて素敵な山荘なんでしょう。
今のところ厳冬期のキャンプは考えておらず、迷わず山荘泊です。都内からだとどうしても7時発のあずさスタートになってしまうので、西穂高口からの歩き出しが14時前、西穂山荘に着くのが15時前くらいになってしまいます。
つまりそこから山荘タイムを満喫できます。日本酒、ビール、ワイン、飲み物も豊富だがおつまみも、もつ煮込みに、炙りチャーシューに酒好きをくすぐるラインナップ。山荘は既にリラックスムードです。
西穂山荘は肴だけでなく夕食も豪華、トイレもきれい、寝床もゆったりで今の季節でも温かい、文句なしの山荘です。ロープウェイからのアクセスが近いからでしょうか?物資が仕入れやすいんですかね。
翌朝、なんとか日の出は拝めたが…
そんな低堕落に就寝を過ごした後、独標までも3km程度なので、先行の方々を見送り7:00くらいにスタート。テント泊の方々も準備をされています。
が、のんびりできたのもココまで、陽の光を拝めたのもコレだけ。あとは強風の中を独標に向かうのみですた。
時折、立っているのもままならない強風の中、奥の方に独標が見えています。丸山あたりで耐えきれずピッケル装備。着てくればよかったのだけどハードシェル出して着る間に飛ばされると厄介なので、服装はそのままで通します(ちなみに写真は私ではありません、先行く方々)。
写真を撮るのもままならず…
あとはひたすら進むのみで、幸い独標直下では風が止み足早に登頂。振り返るとまぁまぁな高度感。余裕があったらピラミッドピークトライ?と思っていましたが、とてもじゃないけど下りていく勇気はございませんので、おとなしく引き返していきます。(左:山荘側/右:ピラミッドピーク)
そんな独標直下で足を滑らせつつ…も、無事下山。
ピラミッドピーク側でそれやったら大変なことでしたね。行かなくてよかったですね。冬の独標越えはガイドさんに連れて行ってもらいましょうね。(似たようなところで滑ってる映像を発見)
そんなわけで眺望は得れませんでしたが、「穂高」のほんの入り口を堪能。是非また、眺望をリベンジしに来ます。
P.S.
そして年末は『MERU』観てシメですな